スターフライヤーは、セントレアから直行便で台北まで3時間半で行く事ができます。
スターフライヤーは、簡素なサービスのLCCと、JALのようなフルサービスの間のサービスを提供する、ハイブリッドエアラインです。
北九州を拠点とする日本の航空会社なので、安全面においてはあまり不安もなさそうです。
なるべく安く台北に行きたかったのと、名古屋直行便、サービスも快適だとなおさら良いと思っていました。
台北までは近いとはいえ、LCCはサービスに不安があり、乗り遅れや遅延、荷物の超過、機内が狭く何の楽しみもない状態で乗るのは、子連れにはツライです。
だからと言って、JALやキャセイはチケットが高め。
スターフライヤーは、値段的にはすごく安いわけではなく、キャセイパシフィックより少し安いくらいですが、日本の航空会社のサービスが受けられるのと、出発時間が現地で過ごすのにちょうど良い時間に合わせてある所がおすすめなんです。
スターフライヤーの口コミでも、ほぼフルサービスで、逆に席のピッチが広く、食事がおいしいとの事。
これは期待できそうです。
スターフライヤーの予約
スターフライヤーはネット予約が簡単でした。
ジェットスターをネット予約した際には、パスポートナンバーなど入力項目が多すぎて、家族5人分を入力してる間に通信が切れて何度も最初からやり直しで、本当に大変な思いをしたんですが、スターフライヤーの予約はパスポートナンバーなし、預け荷物も30キロまで無料なので、オプションを悩むこともなく、席の予約もできました。
あとは、Eチケットを印刷して当日カウンターへ持って行けば、航空券を発券してくれます。
名古屋~台北へのフライトスケジュール
名古屋から行きは朝8:30に出発して台北に11:00頃到着、台北からの帰りは18:30出発して22:00頃に名古屋に到着しました。
出張で1日で往復できるスケジュールが組まれているそうで、早朝や夜に着くフライトが多い中、このフライトなら有効的に時間が使えます。
私は2泊3日でしたが、初日はお昼過ぎにホテルへ到着し、最終日は15時頃まで台北駅付近で遊べました。
座席について
座席は150席で、真ん中の通路を挟んで左右に3席ずつ。
小さな機体です。
事前に12列の横並びを予約しておいたんですが、機種が変わったとの事で12列目は非常口列になり子連れの場合は座れないので、19列目に変更になっていました。往復とも同じ事を言われたので、ネット予約上の座席表が違っていたのかもしれません。
座席予約の画面では、列の間に隙間(通り道)があるようにブロックで分かれてますが、実際は横の通り道はないです。
なので、前の方に座れば機内から出やすい、真ん中席は食事のサービスが一番最後、後方列は一番後ろにトイレが2つあるので行きやすいなどはありますが、小さな機体なので、どこもそれほど変わらないかな?と思います。
座席のピッチが広いのは本当でした。
JALのエコノミーのシートピッチは79㎝センチなのに比べ、スターフライヤーは91㎝もあります。12㎝の差は大きいです!
座っても膝は前の席と余裕があり、女性同士なら座ったままでも前を通ることができそうです。
フットレストもついているし、足は快適に動かすことができる広さがあるのはかなりの高評価。
座席は革張りソファーで座り心地もかなり良いです。
機内食について
出発して、30分ほどすると機内食サービスが始まります。
スターフライヤーの機内食は種類は選べず全員が同じ食事ですが、今まで食べた機内食で一番おいしかったかもしれません。
名古屋発のメニューは、桜の塩漬けがのったご飯、煮物、鶏肉などの和風メニュー、デザートに名古屋名物の千なりでした。
3月末だったので、桜の花の塩漬けや花びらに見立てたゆり根など、見た目もステキな春の小ぶりなお弁当でした。
味付けもクドさがなく、野菜などは薄めの味付け、お肉類は濃いめなど、バランスが考えられていました。
普通よりは少なめなのでモリモリ食べる男性には少ないかもしれませんが、
9:00頃の朝食なので、十分だと思います。
ビールは機内食が配られる際に提供されますが、コーヒーやソフトドリンクは食事が終わって片付ける際に提供されます。
国内線のコーヒーはドトールコーヒーのようですが、国際線は何も書いてなかったのでどんなコーヒーかな?チョコレートがサービスで付きます。
ソフトドリンクは、緑茶とアップルジュースなど。
アップルジュースは青森のりんご100%の高級なものでした。
機内エンターテイメント
座席の前に一人ずつモニターがついていて、案内、マップ、音楽、ビデオを観ることができます。
イヤフォンは機内に乗るときにカゴから受け取ります。
インナーイヤー型なので、耳からポロっと落ちてしまったり少し不便。
オーディオプログラムとビデオプログラムは、少なめ。
音楽もビデオも種類が少なく、内容もオリジナルな物なので、かなりイマイチ。。。行きも帰りも同じプログラム。
映画やアニメ、ゲームがないので、特に子供たちは観るものがなかったです。
でもLCCに比べれば、タッチパネルに触れられるだけでも良いですけど。
出入国カードが出発時に配られますが、タッチパネル画面に書き方が出ます。
足元の案内冊子の中にも書き方が書いてあります。
その他の機内サービス
フルサービスの航空会社の飛行機に乗った時は、座席に毛布が既に置かれていましたが、スターフライヤーは申告制です。手をあげて言えばもらうことができます。
座席に置いてある案内冊子をめくっていた息子が「あっ!」と喜びの声をあげました。子供へのサービスで、絵本の貸し出しやおもちゃのサービスがあると書いてあります。
CAさんに聞いてみると「後で持ってきます」と数分後に折り紙とシールを持ってきて選ばせてくれました。
行きはスターフライヤーが折れる折り紙、帰りはパズルをもらいました。
フルサービスとの違いは?
・毛布が事前に配られていない。
・オーディオプログラムが少なく、つまらない。
・ドリンクの種類が少ない。
フルサービスとの違いを感じたのはこれくらいですが、
・座席ピッチが広い。
・食事がキレイでおいしい。
・少しだけ値段が安い。
・ドリンクがおいしい。
など、良い所が多いので、逆にスターフライヤーの方がサービスが良いのではないかと思うくらい。
まとめ
スターフライヤーはLCCではなかったです。
値段がフルサービス航空会社より数千円しか変わらないとは言え、家族で行けばチリも積もればなので、安いに越したことはありません。
台北までは3時間程度ですが、飛行機に乗るのも旅の楽しみだと考えれば、これだけのサービスを受けられれば納得です。
搭乗人数が揃えば時間よりほんの少し早めにドアを閉めて出発するので、出発前のトラブルが起こることは少ないだろうと思われますが、今回は到着時に桃園空港に飛行機が殺到していて着陸できず、上空で旋回して到着が20分遅れました。
それはスターフライヤーのせいではないですが、そんな時に日本の会社なら少し安心できる感じがします。
有料オプションなどが少なく荷物に気をつかわなくて良い、スタッフさん達も全員丁寧な対応で日本語で台北を往復できることなど、安心して乗れる所が気に入りました。
スターフライヤーで大満足な旅ができたので、次回もぜひ利用します。